2014年04月14日

環境省に行ってきました。

4月14日、環境省に行ってきましたのでご報告いたします。
少し長くなりますが、読んでください。

私の目的は、災害時、ペット同伴避難を当たり前にするためです。

環境省『人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト』発起人の、
牧原秀樹環境大臣政務官にお会いし、「提案書」をお渡ししてきました。
(提案書は細川敦史弁護士さんが作ってくださいました)

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『人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト』とは、
犬や猫の殺処分をゼロにし、人と動物が共に幸せに暮らせる社会の
実現のために、平成25年11月に、牧原政務官を発起人として立ち上げ
られたプロジェクトです。

災害時のペット同伴避難については、このプロジェクトとは少し
違うかもしれませんが、「人も動物も同じ命」という根底に流れている
ものは同じだと思いましたので、たくさんの方の協力を得て、
動物愛護活動家の方々に混ざり、私も同行させていただきました。

7項目提案した中に、
「災害時のペット同伴避難」も一項目としてあげていただきました。
「災害時のペット同伴避難」については、
私から直接、牧原政務官にお話をさせていただきました。
今回のために、命展に絵をご依頼された4名の飼い主さんが、
環境省の方に宛てたお手紙を書いてくださいました。
その4通のお手紙と一緒に、私からの手紙、提案書、
そして、絵本『ぼくは海になった』を、牧原政務官にお渡ししました。

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その後、
「環境省自然環境局総務課動物愛護管理室」の室長、田邉仁さんとも、
お話をさせていただきました。
環境省内で動物行政を担当しているのは、
「環境省自然環境局総務課動物愛護管理室」です。
環境省のなかではとても小さな部署のように感じました。

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どんな立場の人もみんな私と同じ、心があります。
だから、その心に必死で想いを伝えることができれば、
その想いは届くと信じ、お話をしました。
しかし、それだけでは足りませんでした。
根拠となるものを数字で示すことも必要なのだとわかりました。
ですので、これからその準備を始めようと思います。
詳細は、まとまり次第、このブログでお知らせいたします。

私が環境省の方宛に書き、お渡しした手紙を載せます。
これは、牧原政務官や田邉さんにお伝えした内容です。

最近、動物が苦手な方からのメールも届くようになりました。
私の考える「ペット同伴避難」はどういうものなのかを
ここで読んでいただけたらわかっていただけると思います。

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〜環境省の方々へ〜

私は「震災で消えた小さな命展」の代表をしています、うさと申します。

「震災で消えた小さな命展」とは、2011年3月11日に起きた、
東日本大震災で犠牲になった動物たちの絵を展示しています。

飼い主さんから依頼を受けて、
国内外約100名の絵本作家・イラストレーター・画家が絵にしました。
描いた絵は、日本や海外を巡回した後、飼い主さんに差し上げます。
今までに亡くなった動物たちの絵、約150点を描いて
飼い主さんに差し上げてきました。

私が何故「震災で消えた小さな命展」の開催を始めたのか・・
そのきっかけと理由をお伝えしたいと思います。

2011年10月、初めて被災地を訪れました。
その時に、人間だけでなく、
たくさんの動物たちも犠牲になったことを知りました。
犠牲になった動物たちの中には、もしもその動物が人間だったら
助かった命がたくさんあったことも知りました。
そして、ペットを一緒に避難所に連れていけないからと、自宅に残り、
ペットと共に亡くなられた方がたくさんいたことも知りました。

ペットを亡くされた飼い主さんは、みなさんご自身を責めていらっしゃいます。
自分だけが助かってしまった、自分がこの子を守ってあげられなかったと。
姿かたちが違ってもその命を思う人にとっては、人間と同じ大切な家族です。
人間の子どもと、まったく同じ存在なのです。
だから、避難できるのに避難せず、ペットと共に亡くなる道を選ばれる方が
たくさんいたのです。多分、私もそうしたでしょう。

ペットの命を助けることは、人の命を助けることにもつながるのです。
人とペットを切り離して考えることはできないと思います。

今の日本は、まだペットと共に避難できる環境が整っていません。
昨年夏、環境省から
「災害発生時、ペット同行避難が原則」との指針が出されました。
しかし、ほとんどの自治体がそのことを知りません。
知らなければ、新しい智恵もわきません。

国から指針を出し、その方法や時期は
各自治体にお任せをするのというのならば、
そのことを知らない自治体がないくらい、周知徹底を図ることは
最低限度、国としてやらなければならないことではないかと思います。
そして、是非、避難時に一緒に連れて逃げてきた命は、
どの命にも線を引くことなく、救えるような国であってほしいと思います。

避難時に一緒に連れて逃げてくるものは、
その人にとっては大切な存在であり、共に助かりたいから連れてくるのです。
初めから救う命、救えない命と、命の線引きから決めるのではなく、
命は全て救うものそこから、考えていただきたいと切に願います。

「同行避難」と「同伴避難」という言葉があります。
私の中ではこの2つには違いがあります。
「ペット同行避難」とは、避難先で、人と動物を分けて避難させること。
(人と動物が一緒にはいられない)
「ペット同伴避難」とは、避難先で、人だけの避難所と、
人と動物が共にいられる避難所の2種類にわけて避難させること。
私は「ペット同伴避難」をお願いしたく思います。
理由は、災害時は人にとっても、動物にとっても
いつもと環境が変わってしまい怖かったり、不安だったりします。
そんな時だからこそ、動物たちは飼い主さんと一緒にいた方が、
一番安心していられるので、鳴いたり暴れたり、
ストレスにより体調を崩したりということを防ぐことができます。
それは飼い主さんにとっても同じです。
そして緊急時、ペットのお世話は、
飼い主さん自身でやっていただけますから、人手も助かります。
「ペット同伴避難」(人の避難所と人と動物が共にいられる避難所に分ける)
にすることにより、動物が苦手の人や、
アレルギーがある人にとっての問題も起きません。
どうか、「ペット同行避難」ではなく、
「ペット同伴避難」を進めていただくようにお願いします。

今後また、いつどこで災害が起きるかわかりません。
風化させない本当の意味は、忘れないことではなく、
二度と同じことを起こさないことだと思います。

過去の災害、東日本大震災などで、
助かることが出来るのに助けられなかった、その命を無駄にしないためにも、
災害対策マニュアルに「ペット同伴避難」を加えていただけるよう、
そして周知徹底をどうぞ、よろしくお願いします。

               「震災で消えた小さな命展」代表 うさ


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